P’Dean・・・、あつい・・・。
Pharmの中があつすぎて俺、のぼせてしまいそうだよ。
のぼせるどころの騒ぎじゃない。
俺はPharmの中でトロトロにとろけて、呼吸がままならない状態になっている。
グッタリという表現のほうが正しいのかも知れない。
職場のお昼休憩、俺はPharmと一緒に過ごしているんだけど。
お前との愛をはぐくむ貴重な時間のはずなのに、汗が吹き出し息も絶えだえになって、命の危険さえ感じるだ。
真夏の炎天下では、愛車は凶器化することがあるよな。
P’Dean、そろそろ午後からのお仕事の時間だよ。
あ・・・あぁ、もうそんな時間か。じゃあなPharm、ゆっくりしとけよ。
普段あまり汗をかかない俺なのに、身につけている上着とGパンには水分がたっぷり含まれてズシッとするほど重みを感じる。
意識が朦朧とした俺がPharmの扉を開けると、猛暑日とは思えないほどの爽やかな空気が俺の汗を冷やしていった。
この空気。
Pharmとの命がけの30分間を過ごした俺への、神さまからのプレゼントのようにも感じるぜ。
・・・Pharmには絶対に聞かせられない事実だ。
そこで俺がふと心配になったのは、運転席シートの汚れだ。
これだけ汗をかいて衣類がグッショリなら、運転席シートにだって染みてるはず?だよな?
俺のにおいがPharmに移ってしまったら・・・、ショックすぎるぜー!
つーことで急遽、Pharmの美しさを守るためにシートカバーを装着させることにしたんだ。
シートカバーを選ぶ
まずはシートカバーを選ばないとな。
俺がシートカバーに求めるものはそう、俺の汗がPharmに染み込まないようにすることの一点のみ。
だけど。
「統一感があってかっこいい車内なのに、カバーでダサくならないかな?」
「サイズが合わなかったらブカブカしてかっこ悪くなるよ」
だよな、俺もおなじ心配をしたさ。
汗からPharmを守るのが目的ではあるが、そこそこ見た目も重視したい。
見た目だけじゃなくサイズ感も難しいから、いろんな方々のレビューを読みまくったんだ。
「ピッタリだった」とか「取付けが簡単だった」とか良きレビューが並ぶ中に、紛れて書いてあるんだよな・・・切ない声が。
「伸縮性がなかったから小さくて使えん」
「座るたびにシートがズレて面倒くさい」
「シート固定のフックが掛けづらい」
「そもそも規格外で装着できないカバーだった」
やっぱり。
こんなピエーンな声がチラホラ見受けられたら・・・ちょっと考えるよな。
有名どころの車種名が列記されている中に、俺の最愛にして最高のパートナー・N-WGN customの名前がなかったから、そのカバーサイズがPharmに合うのか合わないのか?
判断がまったくできないじゃないか。
悩みに悩んだ挙げ句、最終的に俺が選んだシートカバーはこれ↓
運転席のみのカバー
なのに金額がまあまあする
レビューも一つもない
でも謳い文句として、
これらの文句に俺はそそられたんだ。
これが本当ならばPharmを汗から守るだけでなく、俺の体温上昇も防いでくれるんじゃないかって勝手に期待するよな。
座席に接触する背面と太もも部分がしっかりカバーされてるし、一枚物のようにサイズが合わずにブカブカすることもなさそうだ。
そのうえ装着方法の動画つきだから、Pharmを待たせることなくスムーズに装着できるだろうし。
なによりカラー展開が三色あって、ライオンのエンブレムがPharmを百獣の王に導いてくれているみたいでかっこいいと思ったんだ。
カラーはもちろん、内装にマッチするブラックを選択するぜ。
早速いつもお世話になっている楽天市場よりサクッと注文し、あっという間に商品が俺の手元に届けられたんだ。
Pharmが喜んでくれる姿を想像するだけで、俺のテンション爆上がりだぜ。
シートカバーの装着
早速開封すると、そこには真っ黒なシートが3種類とカッコいいライオンのエンブレムが輝いていたんだ。
本当にこれにしておいてよかったな。
そんなふうにしみじみしているところに甘ったれた声で部屋に入っきたPharmが、俺にパフっと抱きついてきた。
P’Dean~、ボク暇ぁ。どっか行こうよぉ。
お前は今日も、俺を狂わせるような魅力で骨抜きにしてくれるな。
でも今はPharmのお誘いをグッとこらえて、俺は俺の本懐を遂げさせてもらうぜ。
Pharm、今日はお前にプレゼントがあるんだ。
俺からPharmを引きはがすと、さっき開封したばかりのシートカバーを手渡した。
すると大きな瞳がいよいよ大きくなって、Pharmに笑顔がこぼれたんだ。
俺の思ったとおり。
お前の内装には、黒がよく似合うぜ。
すごいカッコいい!いいの?
よし。じゃあ着けてやるから貸してみ?
梱包内容の紹介
梱包されていたのは、こんな感じだ。
- 背面のカバー
- 座面のカバー
- ヘッドレストのカバー
- 留め具6個
- フック2個
カバーが三分裂しているお陰で、ものすごくコンパクトでいい感じだぜ。
シートカバー装着手順
まずは、留め具をゴムに取り付ける。
背面カバーに2ヶ所と、座面カバーに2ヶ所。
これは留め具の切れ込みからひっかけるだけだったから、考える必要なし。
フックも座面カバーに簡単にとりつけて、準備完了・・・っと。
P’Dean!はやくはやくっ!
背面のカバーはヘッドレストにゴムを引っ掛けて・・・、さっきゴムに取付けた留め具をシートの隙間に差し入れる。
座面カバーの留め具も、おなじくシートの隙間に差し込むと・・・、後ろから留め具がひょっこり顔を出すんだ。
はーいPharmくん。うしろを向いてくださーい。
留め具を引っ張って起こしてやれば、こんなふうに留まる。
座面カバーのフックは、運転席シートを前後に調整するレバーに引っ掛ける。
俺はフックが1個でも問題ないだろうと思ったが、2個で留めたほうが乗り降りする際にカバーがズレずに済みそうだぜ。
ヘッドレストのカバーは、関東の桜餅のように巻きつけてカチッと留めるだけ。
はい。
できあがりは、こんな感じ。
苦戦するかなぁ・・・なんて思っていたけど、案外サクッと5分もかからない作業内容だったぜ。
P’Dean!ライオンさんがかわいい!
だろ?俺もライオンが気に入って、これに決めたんだ。
うん。
やっぱりブラックにして正解だったな。
ライオンのエンプレムが想像以上に小さかったんだけど、デカデカと主張しているよりも控えめのほうが品があるよな。
俺がこの商品を見つけたときは、ブラック・グレイ・ブルーの三色展開だったが、グレイ・ブルーは明るい色合いになるから浮いてしまっていたかもしれない。
後部座席も含め4人乗りの愛車の、運転席のみにシートカバーを装着するとなると、カバーが主張してこないような色・デザインを選ぶべきだよなって改めて実感したんだ。
だってほら、ぜんぜん気にならないくらい、シートカバーが車内に溶け込んでいるっぽいだろ?
※2023年9月25日現在は、ブラック・グレイ・ピンクの三色展開となってるぜ。
※パートナーの外装がピンクだったら、ピンクのカバーでメチャクチャ華やぐだろうな。
シートカバーのレビュー
そんなこんなで、愛するPharmくんへの汗シールド・シートカバー装着が無事に完了したんだ。
お陰でPharmくんに、俺の汗が染み込む心配が激減した。
安心したお次に気になるのが、『ムレない』とか『涼しい』とか謳っていた、アレだ。
そこに偽りはないのか。
本物なのか、偽物なのか・・・検証を楽しみにしていたのだが。
結論:ぜんぜん涼しくない。
むしろ暑いくらいだったんだ。
朝、通勤するためにPharmに乗り込もうと扉をあけ、真新しいシートに腰掛けると・・・ん?温度あがってる?
おはよ。P’Deanのために、シートを温めてたよ。
温めなくてよろしいがな。
だけど、Pharmがニッコニコして言うもんだから、怒るに怒れないし指摘もできなかった。
だって俺のために、俺のおしりを守るためにシートを温めてくれていたPharmを、どうして怒ることができるだろうか。
ありがとうPharm。お前がどんなに俺のことを想っていてくれているか、しっかり伝わったぜ。
座り心地は「若干ふわっとしたかな?」って感じ。
シートカバーの厚みのだけ、わずかに目線も上がった感じがする。
とはいえ、極端な変化を感じるわけじゃないから、運転していてもなんの支障もないから助かっているんだ。
ブレーキやアクセルを踏んでも、シートカバーがズレることもないし。
可もなく不可もなく、良き商品。
問題なのはシートカバーが温かくなっちゃっていることなんだけど、100%シートカバーだけが原因じゃないのかもしれないって気づいたんだ。
俺には、「もしかしたら」の思い当たる節があったんだよな。
俺の、ケチケチ走行発動中。
・窓を開けない
・エアコンをつけない
・車内を高温に保っている
要するに、シートカバー自体に涼しくする機能を装備させたところで、車内が高温なら涼しく感じるわけがないってことだ。
ま、どんなに温められて汗の量が増えたとしても、シートカバーをかけたとこでPharmを汚さなくなったなら俺の思いは成就されたってことだもんな。
メチャクチャ汗をかくっていうユーザーさん以外で、かつ、走行中はエアコンをつけてるよっていう環境下なら、このシートカバーで十分パートナーを汚れから守れると思うぜ。
この記事のまとめ ●汗を防ぐためのシートカバー●
パートナーの座席シートを汗から守るためには、シートカバーは必須アイテムなんだ。
汗っかきさん、若しくは真夏でもエアコンをつけないで走行しちゃう人は、どうしても汗を止めることができないと思う。
汗は生理現象だからな。
簡単に説明すると汗は、高くなった体温を下げるために出てきて、蒸発するときに熱を奪っていってくれるという、体内オーバーヒートを防いでいる大切な機能なんだ。
だから、汗は悪者じゃない。
でも、汗でパートナーは確実に汚れる。
汗や汚れが染み込んだシート自体を清掃するとなると、
「洗剤ってなに使うの?」
「丸洗いはできないよな?」
「簡単に汚れを落とす方法ってないの?」
さまざまな疑問を検索したり他人にアドバイスをもらったり業者に出したりと、時間や費用がかかってくるんだ。
でもシートカバーを一枚かけておけば、定期的に取り外して洗って干してまたかけてって、常に清潔ってことになるよな。
シートカバー、最強だぜ。
でもボク、P’Deanの汗のにおい・・・好きだよ。
そんな可愛いことをいってくれるPharmだが、やっぱりお昼の休憩になるとダレた姿で俺を迎え入れるだよな。
P’Dean・・・、あついよぉ・・・。
今日もしっかりあついな、お前のなかは・・・。
だけど。
シートカバーをかけたことで、遠慮なくPharmに全身を預けることができるようになったんだ。
Pharmが俺の体を包み込んでくれる。
あついんだけど優しく抱きとめてくれることが、俺にとってはなによりの幸せだ。
Pharm。
これからもずっと、俺だけを愛してくれよな。