2週間に一度のご飯デート。
俺は、目の前でグリーンカレーを美味しそうに頬張るPharmを・・・ガン見していた。
P’Dean・・・。そんなに見つめられると、食べにくいよ。
あ、ごめん。お前があまりにも美味そうに食べるからさ。
半分はうそだ。
俺が気にしているのは、Pharmの足元・・・タイヤなんだ。
何年も何年もかけて探しあてた運命の相手が履いていたタイヤは、結構くたびれたものだったからさ。
顔も、仕草も、ボディーラインも、何もかもがかわいくて愛おしいのに。
いつまでも古いタイヤを履かせているなんて・・・不甲斐ない主人でごめんって、思ってしまっているんだぜ。
そんな仏頂面になっている俺の口元に、Pharmがグリーンカレーを差し出してきた。
はい、P’Dean。グリーンカレーおいしいよ。
俺の心をほぐそうとしてくれているのか?
Pharmはこんなに純真無垢でかわいいのに、本当に申し訳なくなってしまう。
この状況を打破するには・・・、Pharmに似合うかわいいタイヤをそうそうに探さなくっちゃだな。
俺が悶々と悩み散らかしながらグリーンカレーを口に含んだ瞬間、爽やか店長さんが空気を一変させたんだ。
「本日キャンペーン中につき、タイヤをお安く交換してます!」
いや、めっちゃ唐突だな・・・。
めっちゃ唐突ではあるが瞬時に俺は、渡りに船だと思ったんだ。
Pharm、新しいタイヤに履き替えるぜ。
え・・・とぉ、うん。ボクはP’Deanの言うとおりにする。
よし!じゃあ決まりな。
こんなに可愛いPharmの足元がいつまでも古びてるなんて、俺のほうが我慢の限界だったからさ。
車検のときに相談しようとも思っていたが、これもなにかの縁かとこの場で新しいタイヤに履き替えることにしたんだ。
キャンペーン中だしな。
グリーンカレーをペロリと平らげたPharmを爽やか店長さんに託し、ピットに向かう背中に俺は手をふって見送った。
ってことで今日は、タイヤのことについて喋っていくぜ。
タイヤ交換の目安とは
タイヤが寿命をむかえるサインは、次の3つを目安にするのが一般的なんだぜ。
症 状 | 使用目安 | |
1 | 側面にヒビが入っていないか | 5年 |
2 | スリップサインが出ていないか | 32,000km |
3 | 耐用年数をこえていないか | 10年 |
サインの出かたは、ユーザーさんの乗り方で決まってくるんだ。
一昔まえの俺の乗り方なら、側面のヒビがサインだったけど。
今のP’Deanの乗り方は、スリップサインだよね。
そうなんだ。
● ちょこちょこ乗りをするなら、側面のヒビ。
● 距離を稼ぐ乗り方なら、スリップサイン。
● ガレージに飾っているだけなら、耐用年数。
こんなふうに愛車の乗り方によって、タイヤの劣化のし具合がぜんぜん変わってくるんだ。
タイヤはゴム製品だから、どんなに大切に扱っていても劣化から免れることはできない。
劣化したタイヤを履いたまま走行すると、いろいろな惨事を引き起こすから疎かにはできないパーツなんだ。
それぞれのサインの詳細について解説していくぜ。
側面にヒビが入ったら交換
上記したとおり、
・ちょっとそこまで買い物
・子供の送り迎え
・週末のお出かけしか乗らない
なんて、愛車を本当にちょっとしか動かさない乗り方をしているユーザーさんなら、タイヤの側面のヒビが交換の目安になるんだ。
そうだな・・・。
年間走行距離にすると5,000キロメートルとか、あるいはそれ以下のユーザーさんが、タイヤの側面のヒビが目立つまで使っているんじゃないかな。
なんでタイヤにヒビが入るの?
タイヤはご存知のとおりゴムでできている部品で、これがまた、すこぶる紫外線に弱いんだ。
「紫外線っていったら、シミ・シワ・たるみの原因の?」
「老化現象の80%が紫外線のせいだって言うわね」
そう。
老化の一番の原因である紫外線が、タイヤの劣化を早める一番の原因でもあるんだ。
俺を含め多くのユーザーさんのパートナーは、青空駐車を余儀なくされていると思う。
てことは・・・走行しているときも、駐車しているときも、パートナーはずっと太陽の直射日光に晒されているってことになるんだ。
車庫に入れるなり、屋根の下に駐車するなり、せめてカバーをかけるなどして直射日光対策をしていれば話は別だが。
紫外線は直射日光とともに。
なかなかどうして、どうしてもパートナーを裸で放置・・・せざるを得ないんだよな。
パートナーが紫外線を浴びるということは、装着しているタイヤだって紫外線の攻撃を受けまくっているのはご理解いただけるだろう。
ボクたちのタイヤは、紫外線攻撃で常に痛めつけられているんだよ。
紫外線は俺たち人間の皮膚だけでなく、パートナーにだってこんなにも悪影響を及ぼしているんだ。
「紫外線でボロボロになるんなら、なにか対策はできないの?」
「タイヤ用の日焼け止めクリームみたいなのがあるんじゃない?」
残念ながら、紫外線をブロックする日焼け止めクリームみたいなのは存在しないんだ。
そのかわりと言っちゃーなんだけど・・・朗報だぜ。
タイヤは製造する段階で、紫外線の攻撃を受けてもダメージをゆるやかにする劣化防止剤が練り込められているんだ。
しかもタイヤ表面の劣化防止剤がオイル切れしてしまわないように、タイヤの内側にもたっぷりと仕込まれているんだ。
内側の劣化防止剤は時間をかけて、ジワジワと表面ににじみ出てくるように設計されてんだぜ。
「なーんだ。じゃあ安心じゃん」
そうなんだ。
タイヤに仕込まれた劣化防止剤のおかげで、タイヤの寿命が5年に延びてんだよな。
「はぁ?劣化防止剤が入って5年の寿命?」
もし素のタイヤだったら1年くらいでボロボロになるところを、劣化防止剤が練り込まれてるお陰で寿命が5倍に延びてんだから、ありがたいよな。
劣化防止剤の効力は永久的じゃないけど、ホント『縁の下の力持ち』だぜ。
ここで俺的メモ
タイヤに練り込まれている劣化防止剤は、洗剤にすこぶる弱いんだ。
特に界面活性剤とアルカリ性は最悪。
この事実を教えてくれたのが、『あかでみっくモーターカレッジ』のラバ男さんだ。
タイヤを愛する男・ラバ男さんのお言葉は、非常に分かりやすいよな。
「タイヤの茶汁は、保護膜」
「保護膜取れて、直射日光はすべて直ダメージになる」
「食器用洗剤で洗顔したらカピカピになるでしょ」
ホイールから茶汁が出なかったことからもわかるように、タイヤから出る茶色い汚れっぽいのは保護膜で間違いなさそうだよな。
だからこそタイヤのドロ汚れは洗剤を使わず、水で洗い流す程度にとどめておこうぜ。
それがタイヤの寿命を縮めない、最善の策なんだ。
ヒビが出る場所
タイヤは、大きく4つのエリアに分けることができるんだ。
で、タイヤのヒビに大きく関わってくる側面が、サイドウォール部。
サイドウォール部ってのはタイヤを真横から見て文字や数字が刻印されている部分で、めっちゃ厚みが薄く作られているんだ。
厚みが薄いってことはヒビが入ることでいよいよ厚みが薄くなり、ヤバいことになることは理解できるだろうか。
略図にすると、こんな感じ↓
タイヤってのはただ回転してるわけじゃなくて、走行しながらいろいろな衝撃を受けまくっているんだ。
段差を乗り越えたり
くぼみを乗り越えたり
道路がたわんでいたり
障害物の衝撃をタイヤ自身がモロに受けないように、サイドウォール部がクッションのように吸収してるってわけだ。
だから常に、伸びたり縮んだりをくり返してるんだよ。
タイヤにヒビが入ったまま走行するってことは、いよいよ薄くなった部分にも普段どおりの負担がかかってくるし、なんならそれ以上のストレスを受けていることになるんだ。
劣化して、ゴムが固くなっているからな。
想像してみてくれ。
冬の、カッサカサになったアカギレの指を。
タイヤのヒビは、アカギレ同然。
アカギレは、よく曲げ伸ばしする関節にできやすいだろ。
最初は皮膚の表面層だけがパクっと割れて、「服の繊維に引っかかるなぁ・・・」程度の煩わしさかもしれない。
でも日常をすごすのに指を使わないわけにはいかないから、いつも通りに曲げ伸ばしをくり返していると。
・・・なんて経験一度や二度じゃないはずだ。
そんなとき、人間の皮膚なら軟膏をぬってアカギレをケアできるし、治癒力で完治することができるだろう。
でもタイヤは違うんだ。
一度できてしまったタイヤのヒビを治す特効薬みたいなのはないし、劣化は進む一方。
だからヒビが入ったまま使用していると亀裂部分に負担がかかり、一気に裂けてバースト・・・なんて、最悪の惨事を招きかねないんだ。
つーことでタイヤの交換目安、1つ目は『側面のヒビ』。
こんな感じだぜ。
スリップサインが出たら交換
スリップサインってのは、タイヤの分厚い表面が摩耗して溝がなくなったことを知らせてくれるサインなんだ。
俺たちが履いている靴だって、使えば使うほど靴底がすり減っていくよな。
そんなイメージで、タイヤだってすり減っていくんだぜ。
スリップして危険だから交換してね、のサインだよ。
年間走行距離に換算すると10,000キロメートルとか、それ以上の距離をかせぐユーザーさんにとって目安になるサインなんだ。
スリップサインはどれくらいで出でるの?
約32,000キロメートル走行すると、タイヤに仕込まれたスリップサインが表に出てくるんだ。
「32,000キロ?切れの悪い数字だな。」
「30,000キロとか35,000キロでもいいじゃん?」
製造される段階でタイヤの溝は、一番深いところで約8mm。
スリップサインとして仕込まれている、ちょっと小高くなっているところは約6.4 mmの深さになってるんだ。
だからタイヤをギリギリまで使おうとすると、スリップサインまでの6.4 mmってことになるよな。
1mmを消耗するのに、だいたい5,000キロメートルの走行が可能っていわれているから。
6.4 mm×5,000㎞=32,000㎞。
というわけで、約32,000キロメートルの走行が可能という計算になるんだぜ。
でも、安全性を考慮すると・・・3 mm残しが理想的なんだよな。
そうそう。だから実質5 mmの寿命ってことなんだよね。
25,000キロメートルくらい走行したら、次のタイヤ交換を検討しようぜ。
「でもスリップサインって、所詮交換の目安だろ?」
「1.6 mmを残すってことは、あと8,000キロも走行できるじゃん」
「3 mm残すなら・・・、15,000キロも走行できるってこと?」
確かに計算上では、な。
あと8,000~15,000キロメートルも走行できるんなら、超もったいないって感じてしまうのは俺も同じだ。
俺の今の乗り方だとしても、あと半年~1年走行しても確実に溝を残すことができる計算になるしな。
でもな・・・そうも言っていられない、重大な決まり事があるんだぜ。
スリップサインが出ているタイヤは、法律違反になるんだ。
スリップサインの知られざる事実
スリップサインが出ている状態で走行すると整備不良となり、交通違反として2点が加算され、6,000円~12,000円の違反金が課せられるんだ。
「はぁ?整備不良だと?」
「12,000円の違反金なんて、ふざけんな」
でも、法律で厳しく取り締まっていないと、ツンツルテンになっても交換しない輩がでてくるだろ?
溝がない状態だと、急ブレーキかけたときに制動距離が延びて止まれなかったり、スピンして周囲にぶつかったりして超危険なんだ。
特に雨天時は、如実に危険を感じるよ。
仮に一年中ずっと晴れていればスリップ事故を起こすことがないかもしれないけど、自然の摂理を捻じ曲げることはできないよな。
近年では台風が勢力をあげ、考えもつかない動きをみせるようになったし。
さらに温暖化が深刻化することで、ゲリラ豪雨の大量発生だって気になるところだ。
雨がふらないってのは100%ないわけだから、やっぱり溝がないタイヤってのはめちゃくちゃ危険なんだ。
100歩ゆずって運転手さんは仕方ないで済まされるかもしれない、自業自得だからな。
警察のお世話になってもだれにも文句はいえないし、責められない。
でも、その違反車にぶつけられた人や物はどうなる?
ただそこを散歩してただけなのに、整備不良の車両がダイナミックにスピンしてぶつかってきたら『不運』だけじゃ済まないと思わないか?
「タイヤ交換の費用をケチくって得するのって、ケチくった瞬間のユーザーさんだけですよ」
後悔先に立たず。
世界は自分が中心に回っているわけじゃないんだから、自己中な考えで他人を危険に巻き込むようなことはしたくないよな。
だけど安心してくれ。
そもそも厳しい法律が俺たちの行動を監視してくれているから、スリップサインが出っぱなしで何年も走行するなんて不可能なんだ。
監視方法は、ズバリ車検だよ。
もし仮にスリップサインが1本でもでている状態だと、車検には絶対に通してもらえないからな。
車検切れだと、愛車を公道で走らせられない。
だから車検の時点で、有無を言わさず交換が要求されるんだぜ。
つーことで、2つ目の交換目安は『スリップサイン』。
こんな感じだ。
耐用年数をこえたら交換
これまで解説してきたタイヤの寿命は、こんな感じだったよな。
側面のヒビ、5年
スリップサイン、32,000キロメートル
でも耐用年数での寿命は・・・最長で10年っていわれているんだ。
たとえば令和元年6月に生産されたタイヤなら、令和10年6月までは使ってもいいよってこと。
「じゅ、10年!?」
「耐用年数、最強じゃん!」
って思いがちだけど、勘違いしてはいけないのが、普通に愛車に装着して使用していれば10年なんてとても使えないってこと。
そこは先ほど「タイヤのヒビ」で解説したとおりだ。
あくまでほとんど未使用状態で、10年間は保つよって意味なんだ。
食品で言うとこの『消費期限』だな。
消費期限は、この日までに食べちゃってくださいねって意味。
耐用年数は、この日までなら使用してもOKって意味。
だから、
● ショーウィンドウに飾っておく、とか
● 倉庫にしまっておく、とか
● 自宅のガレージから出さない、とか
タイヤをタイヤとして使用せず、ほとんど観賞用に近いかな?・・・の状態で10年は使えるよってこと。
タイヤはマナモノだからさ、どんなに紫外線にさらさず走行しなくても劣化して硬化していくんだよな。
だから9年間飾っておいて、いよいよ消費期限(耐用年数)が近づいてきたからって、ここから5年間走行するってのはできないんだ。
いや、正確にはスリップサインみたいに法律違反になるわけじゃないから、10年だろうが20年だろうが耐用年数すぎたタイヤで走行しても誰にも怒られることはないんだ。
でもさ。
何年も使っていない靴を履いたら、靴底がベロンと剥げちゃうってことあるだろ?
同じゴム製品のタイヤだから、年数経っちゃってるとトレッド部がベロンと剥げちゃう可能性も否定できないんだ。
いくらヒビが入っていなくても、スリップサインが出ていなくても、安全面において保証ができない。
だから、観賞用とするなら観賞用として飾っておいて、愛車には使用用を装着するようにしようぜ。
タイヤの製造年月を知るには?
タイヤの寿命3選を解説しているうちに、Pharmのタイヤ交換が終わったようだ。
P’Dean!みてみて!新しいタイヤ♡ おNewは気持ちいい♪
おいっPharm!はしゃぎ過ぎだって。
Pharmは新しいタイヤの履き心地を確かめるように、飛んだり跳ねたり走ったり。
子どもみたいに目を輝かせてさ。
こんなに喜んでくれるんだったら、もっと早く履き替えさせてあげればよかったな。
タイヤの製造年月日は、サイドウォール部にシリアルナンバーとして刻印されているんだ。
例えばPharmのおNewのタイヤの場合は、【YYY0123】という英数字が7桁で刻印されているんだけど。
これをバラすと、こうなるんだ。
YYY→YOKOHAMA
01→1週目
23→23年
『YOKOHAMA産で2023年の1週目に製造したよ』っていう意味となり、2023年のお正月くらい作られたタイヤってことなんだ。
このシリアルナンバーを元に耐用年数を割り出すと、2023年1月の10年後となるから・・・2032年の12月までってことになるな。
使用できるのは2032年12月までで、それ以降の使用の安全は保証できないんだ。
ちなみに。
シリアルナンバー=購入日ってわけじゃないから、間違えないようにしないとな。
つーことで、3つ目のサインは『耐用年数』。
でも、ほとんどのユーザーさんは観賞用タイヤなんて持っていないだろうから、タイヤの交換目安は、側面のヒビかスリップサインになると思うぜ。
タイヤ交換は無視すると危険!
タイヤ交換の目安について喋ってきたんだが、そもそもどんな危険が潜んでいるのか理解してなかったら腑に落ちないよな。
降りかかる危険が想像できない限り、タイヤ交換をすすめられても「お前の成績のための営業トークじゃねーのか」なんて素直になれないんだよ。
納得できないままのタイヤ交換は、モヤモヤするだけだからな。
だから、こんな動画をみつけてきたぜ。
脅しってわけじゃないけど、やっぱり最悪の状況は知ってて損はないと思うんだ。
まずは、側面のヒビを放ったらかしにしてバーストするとこうなるっていう動画。
こ・・・これは怖い。
ヒビに負担がかかって「もうダメです」ってところまでくると一気に空気が抜け、ゴムが裂けてバースト。
いきなりの爆発音とハンドル操作不能で、100%パニクるだろうな。
愛車だってホイールや車体にもダメージが及ぶわけだし、ただじゃ済まないだろうな。
なにより、左の車線を走っていた黒のセダン車がもらい事故に巻き込まれてるんだけど、ひっくり返っちゃってるからドライバーさんの安否が懸念されるんだ。
もしバーストが街中だったら・・・周囲の車に衝突、歩道を歩いている歩行者を巻き込む大惨事は免れないだろう。
こんな事故を起こしたら、自分だけの問題じゃなくなってくるんだ。
続いてスリップサインの検証動画。
解説が素晴らしくわかりやすいぜ。
同じ条件の車両なのに、タイヤの溝が十分か不十分かで状況が全く変わってくるんだ。
大きめの水たまりにハンドルがとられる感覚があるが、あれこそまさに「水に浮いた状態」なんだ。
「水に浮いた状態」が理解できなくても、この事実は念頭に置いておこうぜ。
耐用年数の検証動画は見つけられなかったが、何十年も放置した輪ゴムなんかを想像したらわかりやすいよな。
弾力性 | 伸縮性 | |
新しい輪ゴム | ある | ビヨーンとなめらか |
古い輪ゴム | ない・硬い | プツッと切れる |
ぱっと見の見た目は新品同様だけど、よーく見るとタイヤの溝やサイドウォール部にはヒビが入っているんだ。
安全を確保するためにも、ときどきタイヤのコンディションを見てあげるようにしようぜ。
この記事のまとめ ●タイヤ交換はパートナーへの思いやり●
すっかり上機嫌のPharm。
新しいタイヤがよっぽど嬉しかったんだろうな、スキップなんかしちゃってさ。
かわいいやつ。
多少ヒビが入っていようが溝が浅かろうが、今日まで問題なく走行できていれば「本当に交換せないかんのかい?」って疑いたくなるよな。
ギリギリ、使えるところまで使いたおしたいのはわかる。
わかるけども、どこかのタイミングで見切りをつけなければいけないのも理解してほしいんだ。
ヘタに粘って、事故を起こしてしまってからじゃ遅いんだからな。
だからちょっとでも「古くなってきたかも」って感じたら、タイヤの交換を検討するようにしたいんだ。
タイヤ交換時期をあなどるなかれ。
もし自分で判断できそうになかったら、ガソリンスタンドのスタッフさんに相談すると親切にアドバイスしてくれるんだぜ。
どんなに危険な状態にあっても、絶対にゴリ押しはしてこないから親切だよな。
いつでも、なんでも聞いてくださいね♪
俺としては側面のヒビを認めた時点でタイヤ交換をおすすめしたいが、ご自身の愛車の乗り方とすり合わせて検討したらいいんじゃないかな・・・って思う。
P’Dean!新品のタイヤ、ありがとっ。
俺の少し前を歩いていたPharmが急に振り返って、抱きついてきた。
おいおい、俺は嬉しいんだけど・・・公衆の面前だぞ。
普段はこんなことをしないPharmがこれだけはしゃぐんだから、それだけ、恥ずかしさを上回るほど嬉しいってことなんだろうな。
命や安全より大事なものはないから、必ず早めに交換するようにしようぜ。